ドリプラ信州とは?
「自分がやりたいこと」を事業としてカタチにする半年間のプログラムです。
これまで、保育士や看護師、子育て中の方など事業になじみがない方々が、“自分のやりたいこと”を事業としてカタチにしてきました。
「何かしたいけど、何から始めたらいいだろう」「本当にできるのか。やってもいいのだろうか」と葛藤していた5名のプレゼンターが、変えられなかった日常から勇気を持って一歩踏み出し、自らの夢や目標と向き合い、"やりたい"を起点にプランを練り、悩みぬいて事業としてカタチにしました。
このイベントでは、半年かけてカタチにした事業をストーリー形式でプレゼンテーションします。
こんにちは!
ドリプラ信州に興味を持っていただきありがとうございます。ドリプラ信州の佐竹宏範と申します。
私は、2018年11月に「信州100年企業創出プログラム」という信州大学が主催するプログラムで松本市にやってきました。大学の研究員をしながら松本市内の食品メーカーで働いて、研究としてまとめるプログラムでした。
松本市に来る前は、東京で事業の立ち上げの仕事をしていました。インターネット通信販売業で仕組みづくりに携わったり、スタートアップ企業でサービスの責任者をしたり、大手小売業で新規事業の立ち上げをしたりをしていました。
松本市に来てからは、県内や県外の中小企業で新規事業の立ち上げを実際にしたり、大企業で新規事業を立ち上げる”ひとの育成”をしたりしています。
松本に来たきっかけである「信州100年企業創出プログラム」では、「地方には中核を担う人材がいない。なので首都圏から連れてくる」といったような考え方がありました。でも、実際に松本に来てみると、とっても素敵な方たちと出会うことができて「中核を担う人材がいない」なんて嘘だ、と思うようになりました。
「地方創生」「地域活性」などという言葉が一時期はやりました。そこでは、「いかに移住者を増やすか」とか「どうやって地域のものを売り出すか」といったようなことが語られます。でも、それっていったい誰の幸せなのでしょうか?
私が思うのは、それこそ松本に来て出会った素敵な方たちがイキイキと暮らすことのほうが大事だな、と。
では、そのために何ができるかな?と思ってはじめたことのひとつが、ドリプラ信州です。
「自分がやりたいと思うこと」「情熱をささげることができること」それを見つけて、実現して、周りを巻き込んでいく。そんなことがたくさん起こるのが、きっと「地方創生」とか「地域活性」とかにつながるのではないかと思っています。
私自身は、いろいろなところで事業を立ち上げてきました。自分自身も会社員だったところから、試行錯誤を繰り返して、独立して自分らしく楽しい毎日を過ごしています。そんな経験を活かして仕事として企業に向けて人材育成として提供していたりもします。
この経験を大好きな松本のために役立てたいと思って、これまでドリプラ信州をやってきて、これからもやっていきたいと思っているのです。これは、仕事ではなく、個人としてはお金を受け取らずにやっています。
毎日、なんらかの自分の役割のなかで生活していると思います。それは、仕事のなかでの役割であったり、家族のなかでの役割であったり、地域のなかでの役割であったり。
そんななか、テレビやSNSなどで見聞きする「やりたいことをやっているひと」というのを見て、あこがれてみたり、ねたんでみたり、「自分にはできないよね」と思ってみたり。もちろん、いまのままでもいいけれど、もしかしたらもっと幸せになれるかもしれないな、というのが、たまーに頭の片隅をよぎる。
私自身がそうでした。会社員時代も、それなりに仕事は充実していました。でも、たまに「自分のやりたいことはなんだろう」とか思ったりもしていました。
東日本大震災をきっかけに、「地域活性に携わりたい」と思うようになりました。でも、「何をしたらいいんだろう」とか「生活していけるのだろうか」とか「自分にできるのだろうか」とか考えてしまって、結局実現はしない。もちろん、少しずついろいろやっていました。ボランティアで東北に行ったり、スクールで勉強したり。
なんだかんだ7年くらい過ごしていましたが、そんなときたまたま見つけたのが「信州100年企業創出プログラム」でした。これはいいな、と思ったものの、でもやっぱり怖い。いちばんの不安はお金。「生活していけるのか?」妻に相談してみると「お金がなくなっても私が養ってあげるから、行ってきなさい。あ、でも私はもう少し東京に残るけど」と言って、背中を蹴飛ばしてくれました(笑)そしていまにいたります。
大切なのは、きっかけと一歩踏み出す勇気だな、と思います。でも、ふつうのひとは私みたいに「背中を蹴っ飛ばしてくれる妻」はいないひとが多いのではないかと思います(「嫁ブロック」なんてことばも一時期はやりましたよね)。
このドリプラ信州が、その「背中を蹴っ飛ばしてくれる妻」の代わりになればと思っているのです。
もちろん、大切な休日を使って、ドリプラ信州のプレゼンテーションで「他人の夢を聴くのに半日使う」ということも、あるいみ勇気がいることだとは思いますが、会社をやめて単身で松本に来ることよりは、少しだけ一歩踏み出しやすいのではないかと思うのです。(そして、ドリプラ信州では、その「背中を蹴っ飛ばしてくれる妻」も一緒に参加者の方のサポートをしています!)
このドリプラ信州、新型コロナウィルス感染症が猛威を振るう2021年にはじまりました。
そこから、3年間で、20名が挑戦してくれました。
もちろん、挑戦してくれた20名は大きく変化しました。
あるひとは、自分の祖母の介護体験やその後の介護士としての経験をもとに事業を立上げて順調です。
あるひとは、大学病院の看護師として師長さんをしていましたが、この春退職し、立上げ中です。
他にも
「会社をやめてフリーランスになった」とか「他県に移住してお店をオープンした」とか「仕事を続けながら自分のプロジェクトをやっている」とか、みなさんそれぞれの場所で活躍中です。
ただ、そんなひとたちのプレゼンテーションを聴いて、変化の輪が拡がっています。
「自分も挑戦したくなった」と、次のプレゼンターになって、その後事業を立ち上げた方
「自分もこのままではいけない」と、仕事をやめて挑戦に踏み出した方
「本気の姿に圧倒された。自分もこのままではいけない」と、新しいチャレンジをはじめた方
など
このような話を聴くと、私はとってもとってもうれしくなるのです。
本気で語る姿は、きっと刺激になるのではないか、と思っています。
最後まで読んでいただきありがとうございます。
ここまで読んでいただいたということは、きっと何か変わるきっかけを求めていらっしゃるのではないかと思います。
今年は桜が咲くのが遅くて、ちょうどお花見の時期です。
そんなときに、貴重な午後の時間を使って「他人の夢を聴く」。
少しハードルが高いのかもしれません(笑)
でも、きっと変化する小さな一歩になると、私は信じています。
大人が本気で語る夢、魂の叫び、聴きにきてみませんか?
山縣清香(やまがたさやか)さん
5歳のころからはじめた音楽。
音楽大学の大学院まで出て、音楽を仕事にした。
でも、大好きだった音楽は
いつのまにか楽しくないものに
人生は自分で選ぶ。
望む人生を踏み出すプレイ・ミュージックセラピー
私は音楽療法士。セッションでは好きな楽器を選び、気持ちを音で表現します。言葉にならない思いを音楽のちからを借り、言語化していきます。自分に向き合うことで聴こえてくるのは、自分の本当の声です。以前の私は嫌われることを恐れ、人からどう思われるかを判断基準にし疲れ果てていました。そんな日々に嫌気がさし、本当の望みを考えたことで人生が変わりました。音楽のちからでサポートします。心から望む人生に向けて歩き出しましょう!
私は無難な人生を送っていた会社員。悲しいニュースの数々に「自分にもできることがあるのでは?」と知識経験ゼロから非営利団体を立ち上げた。仲間と企画書を作って会場予約に走り回り総勢900人超えのイベントを開催。本当にできた!と仲間と喜んだ。会場で遊ぶ親子から「ありがとう」って言われた時、「仕事以外にも自分を活かせる道があるんだ!」と心が震えた。仕事以外で社会の役に立つ場所を一緒に見つけてみませんか?
私は理学療法士で薬膳アドバイザー。かつての私は仕事でヘトヘト、食事は毎日コンビニご飯。他人のケアばかりで自分の不調に目を向けず心と体を壊しました。そんな時「自分のために」と受けた施術で姿勢が直り体が楽になり、野菜たっぷりの温かい和食で心がホッとする経験をし、体や食を整える=自分を癒すことなのだと気づきました。私の作る「心と体を癒し整える場所」は、私のような人を「整体と薬膳」でサポートします!
2年間不登校の2人の子供を持つママ。「なんでゲームやめないの!」と怒る日々に嫌気がさし、「どうしたらやめらるの?」と聴いてみると…「子供なりに時間を守ろうと努力はしてる」と知り衝撃を受ける!聴く事が大切なのだと痛感して、毎日行動すると…子供達に変化が!何より私の心が緩くなったんです!まず、あなたの気持ちをちゃんと聴いて寄り添う事で、ゆとりある子育てをサポートします!
プレゼンターが半年間かけて練り上げて来た想いを10分間のストーリーにして発表します。